きまぐれ日記♨
おっつぁん



 札幌は遠く
2004年03月10日(水)


今日の京都は大変暖かく、気分のいい1日でした。まるで春のよう。コートも要らないくらいでした。

ただいま大丸京都店(だいまるきょうとみせ)では、「春の大北海道市」を開催中です。なんだか、北海道市を、しょっちゅうやっているような気もしますが、儲かるんだろうなあ。今日も混んでました。まあ、大丸は、札幌にもできましたしね。今回、広告を見ていてビックリしたのですが、札幌時代、ワタシが好きだったスパゲティー屋さんが来ているではないですか!これは食べなければ。というわけで、今日は、さっそく行ってみました。

まず、結果を書くと、スパゲティーそのものは、もちろんおいしかったんです。さすが札幌からシェフを連れてきたというだけあります。値段は一皿1100円(税抜き)と少々高いのですが、この材料を使えば、そんなものでしょう。決して悪いものではないと思います。でも、そうじゃないんだ。ちがうんだよ。

問題は、メニューだったのです。ワタシが当時好きだったのは、この店の「しめじと納豆とアサリのパスタ」や、「ペスカトーレ」といった、いわば普通のパスタ。そもそも、このお店は、札幌でカルボナーラが一番おいしいという評判を聞いて入ったお店です。実はワタシは、結局この店のカルボナーラは食べずじまいで、ちょっと心残りだったりもします。

今回のお店のメニューは、「イクラのパスタ」、「イクラと鮭のパスタ」、「カニとホタテのパスタ」の3品。うーむ。北海道っぽい。でも、ワタシはあまり興味がない。

京都の人が毎日八つ橋を食べているわけではないのと同様、札幌ではカニやイクラをいつも食べているわけではありません。むしろ、その他の普通のものがおいしいのが、札幌のすごい所。あえて、カニなど食べるまでもない、ということなわけです。だから、このスパゲティー屋さんが出てくることを知った時は、本当にうれしかった。普段着の、札幌のおいしいものが食べられる、と。だから、この「よそ行き」のメニューは、残念。もったいない。

まあ、普段着のメニューじゃ、地味で、人の目を引けないというのも、わかるんですけどね。北海道のおいしいもの、と言って、スパゲティーは、普通出てこないもの。せめてイクラくらい、乗せないと。

旅をしていると思うのですが、全国には、その土地土地においしいものがあって、それが隠されているのではないでしょうか。知名度は全国区ではないので、地元の人も観光客に勧めないのですが、おいしいという。それは、その土地でしばらく過ごさないと、わからないものなのでしょう。

たまには札幌に行け、ということでしょうか。今年は、秋に行くかも。楽しみにしておきましょう。

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