2004年09月22日(水)<<<身動きが出来ない
やっと見つけたものに、手を伸ばそうとしたら、動けなかった。
今、がんじがらめにされている私の体は、身動きが取れない。
唐突ですが、私は美術の成績が中高ともに5でした。ずっと。
ですがデッサンがものすごーーーーく下手です。
素人目にもうんざりするほど下手です。
成績はデザイン画の出来と熱意ある態度だったと思います。。。うん。
絵を描くのは好きです。大好きです。
だから、そのためにならきっと受験勉強も頑張れる…と思うが
繰り返すが私は デッサンが出来ない という大問題を抱えています。
美大進学を目指すならば、半年前にさっさと美術系予備校に入るべきだった。
それをしなかった。今頃手遅れ。
ふと諦めをかみ締めると、思うことがあった。
「私は何を待っていたの?」と思った。
自分には何もない、そう思う一方で、何かが開花するのをまっていた。
なんでもいい、絵でも文章でも、運でも、何かあるはず、何か…
そうしてひたすら待っていたような気がする。
運命というものが、私を育て上げてくれるのを。
でも
時間がいくら過ぎても、私は私のままで、何も変わらない。
これだけ時間をかけて、やっとわかった。
「希望だけじゃ生きられないね」
何か咲く、何か起こる、私には輝く未来がある…そう思っていたけれど。
それは若い、幼い、子供が抱く幻想だったんだね。
私は必死で子供で居ようとして、大人になれないで、泣いていたのかな。
信じる希望と、薄汚い現実の間で、身動きが取れなかった私。
希望を捨てるのは辛いけれど、またいつかその光を手に出来る日迄。
そっと希望をしまって、ありのままに身を浸そう。
諦め、に似た感情が私を支配したよ。
大人になるって、諦めることなの?
そうなのかもしれない。
でも大人が希望を再び持つことも、あるんだろうね。そうであって欲しいよ。
輝いている大人もいるのだから、そんなことないよね。ないよね。
けれど今の私の感情は「諦め」がほとんどを支配していて。
それに身を浸して、流されるままにしていたら、勉強を始めたよ。
仕方ない、仕方ない、そう思って勉強していたよ、長い間。
消極的でも、私はそういう風に出来ているんだから、仕方ない。
希望がないから、未来に明るい展望はない。
ただ望めるのなら、彼氏と一緒に暮らしたい。
それが近い未来にまっていると思えるのなら、希望は蘇る?
そう簡単に希望は蘇らないけれど、少し世界が明るくなると思うよ。
「一緒に暮らそう」といった言葉を、もう一度信じてもいいのかな。
今度の彼は裏切らない?
ううん、私が裏切らなければきっと大丈夫。
それなら世界は、少しずつ温かみを持つから。。。
いつか泣きながら眠れない夜を過ごす事がなくなりますよう
私は見えない星に願いをかけるよ。
彼氏が言ったように、自分の感情をコントロールするために、
心理学を学ぶのも有効なのかもしれない。
でも私は理性で行動できない、いつも感情で行動する。
あんまり役に立たせること出来なさそうだよ。感情至上主義だよ。
感情に走って、いっぱい失敗してきたけれど。
それでも未だに感情のままに生きているのは、それしかないからかもね。
私にはちょっと人より感受性の豊かな心しかないよ。
綺麗な顔も、抜群のスタイルも、美しい声も、何もないよ。
ただ裸の心がそこにあって、そっと震えているだけだから。
誰と張り合うにも、心ひとつで張り合ってきた。
この生き方は失敗のほうが多いかもしれない。後悔が後を絶たないかもしれない。
でも貴方がそこで立ち止まってしまうなら、
いっそ心のままに動いてみたら?といいたいよ、私は。
貴方の心が元気なら、きっとそこから抜け出せる。
元気のない心も、そこがわずかでも震える限り、いつか光も見れる。
そういうものだと思う。
そうであって欲しいと思う。
容姿は変えられなくても、心なんてすぐに変わっていくから…
自分でも追いつけないほどするりと、移り行くものだから。
どこかでみんな、自分の理想のままの心を手に出来ればいいと思うんだ。
私の心は今日もそっと振動している。
そのヴァイブレーションは今日から、少し弱く小さくなった。諦めの音色。 |