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2005年06月17日(金)<<<6/18‐こわい。井戸に住む屍。

今日はきっと、運が悪い日。

あの人の家に向かおうと思って駅まで行ったら、あの人は飲みに行くって。

今夜一緒に居られないなら、あの人の家に行く意味が無いと思う。

あの人が居ないなら。

あの人の臭いの中で、体温がなくて、僕は壊れるんじゃないか。

僕は僕が怖い。

壊れちゃうよ。

でもいざとなると、誰にも弱音がいえない。

今夜死んでしまうかも知れないから。

最後に僕の声を聴いた人が、苦しむなんて許せないんだ。




駅へ向かう前に父親に車で送ってもらった。

ちょうどヘッドホンを落としたらしく、車のタイヤに踏まれ壊された。

その前には、

外国版リングの録画に苦しむ。

その前に、

心療内科の予約が取れなかった。

その前に、その前に・・・




度重なる不幸をばねに、生きていける?




明日の日曜、あの人はお休み。

普通じゃない恋人の渡たちも。

休日の日、普通にデートしたいと思う私は我侭でしょうか。

映画を見に行くとか、買い物をするとか……

そんな当たり前のことを、望んでる。心が痛くて。




僕はおかしい。

僕は壊れてる。

でも、でも、今夜腕を切ることは許さない。

生理があけたら直ぐに働きたいんだ……

腕の傷を、見られたくは無い。誰にも。

同情も心配も要らない。叱咤して欲しい。




苦しい。苦しい。

こんなにも苦しくても、僕が欲しいのはあの人だという真実。

惚れなきゃ、良かった。

出会わなければ、良かった。

そんな風に思う日が来た今、もう、終わりだろうかと思う。

終わりにはしたく無いと、思う。




終わらせるならそれは僕の死で。

そのせいであの人が傷ついても、知らないと、いいたい。

僕は死んだら、あの部屋の自縛霊に。

あののどかな部屋で、僕は夜な夜な、貴方の足から背中へ手を伸ばす。





喧嘩した日、僕の口から出た。

「触りたい」という言葉に、自分でもびっくりした。

僕は貴方に障りたい。

貴方に触れないなら、僕は死んでしまうよ。

触りたい、触りたい、触りたい。

今夜もそればかり、切望している。ごめんなさい。

貴方が悪いんじゃない。僕はもうどこにも行かないって約束するよ。
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