2001年09月23日(日) |
今時の女子高生?2 自慢じゃないけど。 |
めったに電車には乗らない。 だから乗ったときは、おのぼりさんよろしく、中吊り広告を読んだり、キョロキョロしてしまう。 他人の話声もよく聞こえてきて困る。
先日乗った私鉄での女子高生の会話。
「テスト超最悪。」 「私も。数学なんて8点だよ、8点。クラスで下から3番目」
割とざわついていた車内が静かになる。
「それって一人は渡辺でしょ」 ゲラゲラ!
当の二人はお構いなしだ。 ガラスに映った2人の子の顔を思わず見えた。マジメそうだけどなぁ。 スポーツ新聞を読んでいた50歳くらいのおじさんも顔を見上げて、彼女たちをみている。 ベンチシートにうつむいていたやはり50歳くらいのおばさんも、不安げに彼女たちに視線をチラチラ送る。
「あーでも、私も古文なんか16点だった。」 「あっ、あたしね古文が一番良かったよ。28点だった」 「うそ、マジで。凄い、いいじゃん!」
ん?28点は凄い良いのかぁ? …あっそうか。今の学校のテストって50点満点なんだ。
私はそう思って少し安心した。(なんででしょう?) おじさんも、スポーツ新聞をまた読み始めて、おばさんも、また視線を下に向けて安心したような表情になった。 どうやら、私たちは3人は同じ結論に達したようである。
「で、科学が20点でしょ。これはヤバイよね」 「チョーヤバだよね」「日本史は?」 「あー日本史は良かったよ。えーっと57点くらいだった」 「へーそうなんだ。だけど平均って68点じゃなかった?」 「そうなんだって。今回ムチャ高いよねムカツク」
?アベレージで68点?
車内のざわつきがまた消えていく…。 ってことは、…やっぱり100点満点なんじゃん!! ッてことは…。
おじさんの反応は早かった。もうスポーツ新聞など見てはいなかった。足から頭までジロジロ… おばさんは目に、怒りすら浮かべながら、ハンドバッグの紐を握っている。 OLさん達も、若い子もみんな静まり返って、この会話に、ひそかに参加していた。
「でもさぁ、数学どうしてもやんなきゃいけないんでしょ。大学のセンター試験。ちょーヤバイよね」 「学年でさぁ今260人中200番目くらいなんだよね…」(まだ下に60人もいらっしゃるのですね)
約20分、延々とこの会話が静まり返った車内で、繰り返されていた。 各駅なので、乗ってくる客もいるが、電車が駅を離れると始まる彼女たちの会話の凄さ?に、だんだんと静まり返っていく。
私も頭悪かったし、べつに学校の勉強が出来たからって、立派でも何でもないんだけど、もう少し頑張らんと…ねっ。 というか、もう少し声、小さくしてしゃべったほうが良いと思うよ。… まぁ、いらん世話かっ(^^;。 夢があるなら頑張ってほしいなぁ。
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