umityanの日記
DiaryINDEXpastwill


2013年09月08日(日) 秋、浅し。僕は何を思う。

九月になって一週間が過ぎた。大雨もどうやら去ったようだ。八月の猛暑が嘘だったかのように収まった。いよいよ秋、人恋しい秋だ。身も心も淋しく、寒くなった。てなわけで、つい最近、押し入れから掛け布団1枚を出し、毛布の上に重ねたが、朝起きてみると、掛け布団がベッドの下に落ちている。どうも足で蹴飛ばしたようだ。体はまだ暑さを覚えているのだろう。

娑婆世界では平成20年のオリンピックが東京開催に決定し、浮き足だっている。連日報道されているが、オリンピック誘致に尽力された方々の苦労は並大抵ではなかっただろう。頭が下がる。この混沌とした社会に一筋の夢と希望がもたらされた。子供達にとっては待ち遠しい日になるだろう。ただし、開催は今から7年先のことだ。

この不確定性の時代。一寸先は闇だ。明日、あさって、一年先に何が起こるか分からない時代にあって、喜んでばかりもいられないだろう。原発の後処理は国が保証したとしても、地震や竜巻や台風、その他の自然災害には、人間の力はもろいものだ。「勝って兜の緒を締めよ」という格言もある。日本は、オリンピックが生み出す経済効果のみに浮かてはならない。異常気象もさながら、災害に対する危機管理を更に徹底することが肝要だ。自然を甘く見てはいけない、もっと謙虚になるべきだ。くれぐれも、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」であってはならない。

奇しくも昭和39年の東京オリンピックの年は、僕の父が他界した年である。小さかった僕にとってはオリンピックどころではなかった。そこから母の苦労が始まったわけだ。存命であれば二回目の東京オリンピックを迎える母の心境は、いかがなものか?。きっと、当時の事を思い出すに違いない。小さかったとは言え僕とて同じ事だ。

おっと、今日は堅い話になりすぎた。ちと、柔らかい話しをしよう。年内に、とっちゃん坊や達6名の旅が実現しそうな気配。今回の行き先は国内で京都方面、二泊三日だ。のび太君の知り合いがいて、その方の紹介で、一日目の夜は京都の舞妓さん、もしくは芸子さんのお酌を受けて、踊りでも鑑賞しようという段取り。

ちなみに生まれてこのかた、その方面の経験は皆、一度もない。メンバーは、のび太君がリーダーで、どらえもん君、夜泣き爺さん、ネズミ男君、ジャイアン、そして、のび太君の親戚筋の新メンバー、キツツキ君である。

ネズミ男君は大層意気込んでいる。「ネズさん、一杯いかがどっせ」と、お酌されると、彼は赤ネズミに変身し、手を震わしながら、「お、お、おおきに」と、どもりながら、注がれた酒をこぼすに違いない。想像するだけで笑いが止まらないぜ。まああ、他のメンバーも似たり寄ったりだろう。どらえもん君は興奮のあまりタケコプターで宙を舞い、夜泣き爺さんは、しくしくと舞妓さんのヒザに頭を乗せて泣くやも。紳士のび太君は微動だにせず一点をみつめたまま。キツツキ君は、「おかわり、おかわり」と何度も何度も盃をつつくだろう。ところで、僕ジャイアンは、小心者。真っ白いお化粧と、たらこのような真っ赤な唇が近づいてくると、「わおーーーつ、怖いーー」と、思わず身を引いてしまうだろう。とはいえ、手を伸ばして盃だけは差し出しているに違いない。

まあ、これは僕の独断と偏見で記したものだが、実際は蓋を開けてみなければ分からない。いずれ、旅が実現した暁には、真実を報告することにしよう。ことし二回咲いたサボテンの花を掲載しよう。


umityan |MAILHomePage

My追加