umityanの日記
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| 2015年10月22日(木) |
とっちゃん坊や達の旅(23)最終章。 |
とっちゃん坊や達の旅日記も、いよいよ最終章となった。だらだらと、誤字脱字だらけでつづってきた。内容も、記憶違い、勘違いが多々ある。要するに、独断と偏見で書いてきた。
実は、過去の旅日記もたくさんある。とっちゃん坊や達との旅ばかりである。ちなみに、今回は4名(のび太君、ネズミ男君、スネオ君、ジャイアン)での旅だったが、他にとっちゃん坊や達が3名(ドラえもん君、夜泣きじいさん、一休さん)いる。本当は、この7名が揃って旅をしたいんだが、なかなか足並みが揃わず、いつも数名が欠けてしまう。まあ、これは仕方がないだろう。
ジャイアンが旅日記を書くようになったには理由がある。もともと、書くことが好きだった。と同時に、ネズミ男君が僕ジャイアンに言った言葉が、「ジーーーン」と心に響いたからである。ネズミ男君は言った。「おいらは、あんたの旅日記を、金庫の中にしまっているんだ。おいらが死んだら、姪に、棺桶の中に一緒に入れてくれるように頼んである」と。「わおーーーーーーーん」。泣けるでーーー。彼の期待を裏切ってはなるまい。
てなわけで、僕ジャイアンは、ちょっとした空き時間を利用して、思い出し、思い出ししながら、この日記をしたためてきた。今日が最後の章になる。これをしたためたら、製本して、写真混じりで、とっちゃん坊や達に配布しようと思っている。
前置きが長くなった。新幹線をおりて、ローカル特急電車に乗り換えた。椅子を回転させ4人掛けにした。故郷の駅に到着するのは午後8時半頃か。皆の顔を見回すと、それぞれ現実の顔に戻りつつあった。車窓からは見慣れた風景が目に入る。もう、秘境の地ではないのだ。とっちゃん坊や達はまたこの地で、飲み、歌い、騒ぎ、仕事をしながら、人間関係を培っていくのだ。これが人生というものか?
ところで、考えてみると、とっちゃん坊や達の旅の目的は、「世俗を離れ、どこか、ぞくぞくして、身の毛もよだつような秘境の地」へ行きたかったのだが、残念ながら、今回の旅では、そこまでは味わえなかった。「お化け屋敷」へ行った方が早かったか?。それでも、「大歩危、小歩危」でこけそうになったこと、「かずら橋」で揺られ、揺られ、スリルを味わったこと。まあ、これでよしとせねばなるまい。
とっちゃん坊や達は次なる秘境の地を求めて、新たなる旅の計画をしている。「マロニーちゃん、どこどこ」ではないが、「秘境の地よ、どこ、どこ?」である。「生きとし生けるもの、いかでか旅を行かん」。これがとっちゃん坊や達の人生指標である。この日記を、とっちゃん坊や達に捧げる。
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