umityanの日記
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| 2015年11月08日(日) |
とっちゃん坊や達の旅(18)道後の朝はネズミと犬の出会いから始まった。 |
とっちゃん坊や達の旅。この道後温泉が旅最後の宿泊だ。目が覚めると、バスは帰途への道をたどる。道後の夜は静かに暮れた。ということは 皆、品行方正、まじめに布団に滑り込み、いびきの被害もなく、真剣に眠りに就いたのでありました。僕、ジャイアンもすっかり熟睡したようだ。
その結果、目覚めは順調。朝6時には皆、洗面を済ませた。「さあ、いかん。ホテルでの最後の朝食バイキングへ」。皆、よく食べた。僕、ジャイアンはお粥を3杯おかわりだ。スネオ君は例によって、大盛りの皿を、せっせとテーブルに運んでいた。
いつもより、静かに朝食を終えた。今日のバスの出発はごぜん9時。時間がそうとうあったので、ホテルの近辺を散歩に行くことになった。ホテルを出て、歩いていると、前方から、かわいい子犬をつれた娘さんが通りかかった。ネズミ男君は、その犬に向かって、「おいでおいで」と手招きすると、犬がしっぽを振りながら、ネズミ男に近づいて行くではないか?。娘さんは笑いながら困ったような顔をしていた。ネズミと犬は相性が良かったっけ?。変わった犬だぜ。
いやああ、そこまではよかったんだが、なんと、ネズミ男君がカメラを犬に向けると、犬はネズミ男君の「チンチン」あたりに両足をかけ、「クンクン」と臭いをかぎ始めるではないか。よほど、おいしい臭いがしたのだろう。僕はその場面をすかさずカメラに収めた。皆、ゲラゲラ笑った事よ。
犬騒動の後、ちょつくら坂道を登った。その上に、神社があった。宮司さんらしき人が清掃をしていた。我々は、神社に参拝し、道後の町を見下ろした。町は静かにたたずんでいた。つくずく平和のありがたさを思った。
我ら、とっちゃん坊や達は、名前を知らないいくつかの橋をわたり、どこかへ立ち寄って、広島駅まで行くことになる。後は新幹線で故郷まで直行だ。長かったようで短い旅。二日間の記憶が走馬燈のようによみがえった。
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