日記癖・全
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1989年02月14日(火) ベルツの大丈夫記

仕事で車に乗って信号待ちをしていたら助手席の窓を叩くものがある 八十歳ほどのばあさん 愛染橋まで乗っけてくれないかという 和服を着たばあさんヒッチハイカーである 配送の途中でもあって乗せてあげなかった かわいそうなことをしたと後でちょっと後悔した 会社では引っ越し準備で忙しい 帰ってきてあてのない日記を打つ これはもう二重生活といってもいいと思う 平気で平然とその日を暮らす田原は成長したのか
 『ベルツの日記(上)』 トク・ベルツ編 「それにまた、日本のドイツ医学には一種の伝統があったのです。すでに十七世紀には、ドイツの探検家で医師のケンプフェルが、オランダの役人としてではありましたが、来朝しています。しかもかれの活動は、当時の非常に困難な事情にもかかわらず、ある程度の注目をひきました。それから、五十年前には、同じくオランダ人として(それ以外には入国の可能性がなかったので)ウルッブルクの医師フォン・シーボルトが来朝し、多数の門弟をだしましたが、そのうち若干のものは、自己の知識欲のため死罪にすら処せられねばならなかったほどです。」


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