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2004年09月16日(木) パンツはパンツでも

仕事中、卑猥ないたずら電話を受ける。

私が受ける数分前に
私の後方の席の人も、同じ人からの電話を受けていた。

当社で扱っている『安心パンツ』という尿漏れ用のパンツについて
一般的な質問から始まって
パンツの形状、フリルがどうしたと
だんだん怪しげな質問をしてきたので
問い合わせセンターの番号を案内して切ったという。
その話を彼女から聞いた数分後、今度は私の目の前の電話が鳴った。

「○○百貨店、××でございます」と言うと
妙に親しげに「あ、××さん?おたくで扱っている安心パンツ・・・」
と言うので、すぐに「こいつだ」と思い、適当にあしらって電話を切った。

その数分後、再び私の目の前の電話が鳴った。

職場には数十台の電話があり
空いている電話から順次鳴っていくというのに
何故
二度も続けて私の目の前の電話にかかるのだ!
今までの経験上、こんなことはあり得ない。

しかも、しかもだ!
二度目の電話では大胆にも
「クリ●●ス(クリスマスではない)を触ってもらえます?」
などとほざいたのである。

まったく、なんて奴だ!と思いながら電話を切った直後
また私の電話が鳴った。

切ってすぐに鳴るのは、いつものことだ。
次々と、違う人からの電話を受けるのである。
しかし。
「また、あいつだ」と直感的に思った私の勘はあたっていた。
荒い鼻息を聞いて、私は無言で電話を切った。
ただの『鼻息の荒い人』からの電話だったら、大変申し訳ないが。

尿漏れパンツをネタに欲情しているような変態の電話を
三回も取ってしまったことが、信じられない。
尿漏れパンツに欲情すること以上に、とても信じられない。
真っ昼間、尿漏れパンツの写真を片手に
鼻息荒く電話をしている奴の『存在』以上に
とてもとても、信じられない・・・。

そして。

(あんな奴が、一般的な男だと思っているわけではないが)
気分の悪さが遠のいて、冷静になってから
男って悲しいな、と思ったのであった。



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rachel |MAIL

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