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★ - 2003年10月02日(木) 先日も書きましたが「ビタミンF」重松清著 新潮文庫を電車の行き帰りで読んでます。短編集だから、往きに一遍、帰りに一遍読めます。寝ているときもありますが…。 今日読んだ短編は「セッちゃん」という短編。中学生の娘が、同じクラスのセッちゃんという転校生がいじめられていることを家で話し始める。どんなふうにいじめられてるのかを面白おかしく。運動会の日に娘は両親に来ないでくれという。なぜなら、いじめられていたのはセッちゃんではなく自分だから。両親は買い物がてら娘の運動会の様子を見て現実を知る。創作ダンスでも仲間はずれにされ、お弁当を一人で食べる姿を見る。娘が空想上のセッちゃんに自分を投影して、現実から回避していることを両親は知る…。 なんだか妙に、時代背景や家族構成などなどが、僕の生活ともオーバーラップすることが多くて、リアルで少し不安で、哀しい。父親の迷える姿に共感します。 -
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