DIARY独り言

 

 

- 2003年10月22日(水)

妻が「24人のビリー・ミリガン」を読み始めた。僕の本棚に置いてあった本。あっという間に呼んでしまい、今は続編を読んでいる。

アメリカで実際にあった多重人格者の話。一人の人の心の中に複数の人が住んでいる。ある時は凶暴な男が現れ、ある時は幼い子供が現れ、またある時は繊細な画家が現れる。一瞬にステージに上がってくる人がミリガンを司る。凶暴な男が現れた時は、ミリガンの目つきまで犯罪者のようになり、幼い子供が現れた時はしゃべり方まで幼稚になる。画家が現れると、想像もつかないようなきれいな絵を描く。それぞれの人格がステージに上がっている時は他の人格の記憶はない。

多重人格者が、犯罪を犯した時に日本の裁判はどのような判決をくだすのか。或いは多重人格自体、認知されていないのか。精神障害をもつ者の犯罪をどう裁いて行くのかを、考えさせられる本です。



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