DIARY独り言

 

 

七兵衛 - 2005年05月31日(火)

今日はVFRを車検に預けて、その後は郁さんと青梅の町を散策した。青梅という町は観光地として最近打ち出してはいるけれど、今ひとつ完成されてなく観光客も少ない。でもこの町は味があると僕は思っている。

その一つの例が青梅図書館裏の「七兵衛地蔵」です。この七兵衛とはその昔、この土地で足が速いと有名だった。しかし貧しいこの土地の人々の窮状を見るに見かねて、足が速いことを生かして秩父や、川越あたりの豪邸へ忍び込んでは盗みを働きその収穫を青梅の貧しい家の前に置いて行くということを繰り返していた。

しかしながら七兵衛は、役人につかまり、処刑される事になった。七兵衛は処刑間際に、「自分の命は良いが、残された妻と子供に何かあったら、怨念をもってこの土地を不幸に落とし入れる。」と言い残して死んで行った。

その後この土地には、不吉なことが相次ぎ、大正時代になってこの土地に供養の地蔵を建てた。するとあい続いた不吉なことは収まり、今では旅の幸運を祈る地蔵として七兵衛地蔵は旅を愛する人々が訪れる場所となっている。

そんな言い伝えのある地蔵も今日はお参りして、小さな旅をした。


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