★ 命題 - 2005年07月09日(土) 雨ですね。しかも大粒です。自転車で傘さして駅まで帰るんですが、足はびっしょりでした。 深夜のTVで「貧困の為に死んで行く人々を救おう」ってチャリティーコンサートやリストバンドをしたりしているのを見ていた。ブラットビットが「たまたま貧しい国に生まれたばかりに、死んでゆく現実がおかしいと気づいて欲しい。」って言っていた。そうなんだ。人の命は貧しい国に生まれた子供も、日本に生まれた子供も一緒なんだ。けれど、アフリカで死んで行く子供達の映像を見てもどこか遠い世界の話として流されている。 人類愛とか、世界観とか、言葉はあるんだけれど現実的に機能するほど浸透していないんだ。日本の幕末に、統一国家とか民主主義とか言葉は理解できても、浸透しなかったのと一緒。大多数の人々は、藩の存亡の為に命をかけて戦っていた。当時、世界を本当に意識していたのは、勝海舟、坂本竜馬、西郷隆盛ぐらいだったらしい。 「地球に住む誰もが、幸せな暮らしができること」が、人類に求められている最大の命題。でもとてもとても、まだ遠くてたどり着けない。 -
|
My homepage |