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■ 声
その声を聴いた時何を思ったか? 懐かしかった?切なかった?嬉しかった?・・・ どれも違う。情緒的な感情は何もなかった。 いつもより1つも2つも高い声。 いつも横で聞いてた営業用の声。 間違い電話のフリして 受話器から聞こえてくるそんな声。 『違います』と素っ気無く応える私の声は どう聞こえたのだろう。 声はあれど姿はなし。 今の姿をお互いの目に映すことはない。 残像の中の古い姿をいつまでも追うばかり。 人はそれを『思い出』などと 美化してしまっておくのだろう。
2001年08月08日(水)
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