ココロモヨウ
dokin



 ひとり

二人でいることはいつものことではない。
当り前のことでもない。
基本的には一人だ、これからも。
甘い砂糖はじわじわと全身に広がって
少しづつかじるともっとかじりたくなる。
かじり続けるとそれはいつか溶けてなくなる。
でも私は溶けずにそこにいる。
だから、一人でいるのが
いつもの自分だということを忘れてはいけない。

星を見ながら考えることではないけど
肺まで凍えそうな冷たい空気を吸って
真夜中の空を見ていたらそう思った。




2002年11月10日(日)
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