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■ 尖ったヒト
その人はどこもかしこも 鋭角的なパーツで 目も眉もきりりとして 鼻は添え木をしたかのよに真っ直ぐで 手も拳の骨がシャープすぎるほど はっきりときれいに見えた 服を着てても細すぎる線が その人そのものを表しているようだった 駅で別れる時軽く手を握った 握手でもなく絡めるようでもなく 第2関節くらいを軽く 一瞬だったけど 夜気で少し冷たくなってる 尖った手がその人らしく思えた 顔はなぜかぼんやりとしか思い出せない 少し前にあるところに一緒に行こうと 話をしていた その約束は果たせないまま 守ることも無理になったので 一緒に行くことができなくなったと告げた ひどく頭が痛かった 胸の痛みが頭にがんがん響いてるようだった
2004年04月20日(火)
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