2002年08月02日(金) |
アメリカの大学の卒業式 |
今日車ででかけようとしたら、学校の周りがえらい混んでいた。 Hardy St.やWest 4th St.は生意気に渋滞が出来、そこに はまったら動かない。カメラを持っていたら記念にとっておき たかったぐらいだ。
で、なんでかというと今日は卒業式だったのだ。この大学は セメスター制といっても春、夏、秋の3つの学期があり、各学期 毎に入れると同時に各学期ごとに卒業できる。(アメリカの大学 はほとんどそうだろう)
自分のいい加減な正確のせいか、いわゆる形式ばった式典は苦手だ。 そんなものどうでもいいのに、と思ってしまう。面倒くさいことも 多いし。大部分の人が「えー」といいそうだが、もしアメリカ人を 聞けたらこの声はもっと大きいに違いない。ましてや「黒人」の 家族だったら。。。
アメリカの大学式は、日本に在住するみなさんの予想を越える 大行事だ。本人のみならず、親、親戚一同が正装し、息子、娘の 晴れ姿を祝う。特に夏だとくそ暑いのにご苦労なことだ。
そしてもう一つ、USMにおいて白人、黒人の生徒の割り合いは ほぼ半々のはずなのに、卒業式だと圧倒的に白が優勢になる。説明 はいらないだろう。残念ながら卒業できない人が多いのだ。それ だけに、卒業できるとなれば黒人家族の祝い方はすごい。海外での 日本人観光客並に写真、ビデオをとり、何度もハグをし、子供が卒業 証書を授与されるときなんかは歓喜の嵐だ。名前が呼ばれた瞬間、 「キャー」とかいって足をばたばたさせる人すらいる。
元々家族を大切にする宗教柄。さらに南部はその宗教色が強い。 それとミシシッピの平均学業年数が6年を切る(小学校を卒業して ない)事実を考えれば、ましてや大学卒は家族にとって一大事と なるのだろう。
こう考えるとわからなくもないが、それでもぼくには奇異に映る。
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