| 2011年10月24日(月) |
留学生諸君、盗作には気をつけて |
受け持っている大学院授業でプロジェクトの提出 締め切りが10日前ぐらいにあったんだけど、時間 がなかったので採点せずそのままにしておいたら 生徒から苦情がきた。上司から「いつになら仕上 がる?」とちょっと強い口調で言われ、でもこれ から始めるので1週間下さい、といったら嫌な顔 された。でもねー、一人5枚程度の大学院生の レポート、40数名分読んで採点するには時間が かかるんです。
っていうか来週学会で、ポスター作らないといけ ないし。
うちの大学の場合、blackboard systemというのを 使ってる。機能的にはもっといいのが作れるんじゃ ないの?と思うが、結構このシステムを採用して いる大学は多い。前の大学でもそうだった。 今回自分では初めてSafeAssignという機能を使って レポートを提出させたんだけど、これすごいね。 ウェブのどこから文章をそのまま盗んできたり、 他人のレポートをコピーしたのがばればれになる。 どの程度コピーをしてるかは%で表されて、さら に文章を開けると、どこが誰の文章をそのまま 貼り付けたかハイライトされててすぐにわかる。 逆に怖いぐらい。
教師側からはこんな感じに見えます、という例。 この場合100%、ウェブから貼り付けているだけ なのがわかる。
How does SafeAssign work?
文章をいい変えて、自分の言葉で書けばいいだ けなのに、ましてやアメリカ人なんだから自分 が書こうと思えば自分の思うように書けるはず なのに、実際あまりにもコピーというかいわゆる 盗作(plagiarism)が多いのには驚いた。
忙しい大学院生、ましてや言葉にハンデがある 留学生が締め切り間際に文章をコピーすること、 真似ることはありがちだけど、文明の暦には 勝てないのでご注意を。
よろしければクリックして投票下さい↓
 |