「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2004年06月17日(木) いきもの 時間の流れ 生きている感触

 腰に負担のかからない椅子を買いに行きました。少し高めの値段でしたが、体を大切にする為に必要なのだから良いのです。それから部屋の中を整理して、料理をして、それでもまだ半日しか経っていない・・・毎日早朝、寝ている罪悪感から目覚め、一日中時間に追われるように生きていた私はもう居ません。私はいつも自分が何をしているのかを知っていよう。

椅子を買いに行く途中の車中で空模様を見ていて、そんな自分に驚きました。そして別の誰かが言いました。 「 私たちは生まれて始めて天気を気にしている 」 これも現実を生きている感覚のひとつなのです。



無事に買い物を終えた後、車中で 「 生きている感覚 」 を味わった感触を思い出していました。

その時突然別の誰かが叫びました。 「 生きるとはこういうことだったんですね。時間を感じ、自分のしている事を感じ現実を見続けていられる。たくさんの私たちが“生きたい生きたい”と言ってる。私たちは生きたい 」

私たちは今、肌で感じるのです。
私たちは今日改めて 「 生きている自分 」 を知ったのです。それは 「 いきもの 」 であれば当然感じる感覚なのです。
私の細胞の一つ一つが 「 生きたい気持ち 」 を感じているのです。

 生まれて初めてオケラといういきものを見ました。 ( 因みにオカラも好きですよ・・ )
面白い身体をしていて、私がじっと眺めていることに気が付いてでもいるかのように、急いで土の中へもぐろうとしていました。土の中に潜る事をするのに、空を飛ぶこともするなんて、本当に面白い生き物だな。
くもの巣も見ました。クモは大きく張った巣の真ん中で生きるために必要な獲物を待っていました。私が軽く巣をつつくとクモは急いで端っこに移動し暫くすると又中心に戻ってきました。
庭に植えているトマトがようやく色づき始めました。実は、青い状態が長かったので、果たして「実」となったトマトは必ず青くなるのだろうかと、考えていたのです。良かった良かった。
海を見ました。海の水は船が通ると、そのように波を作っていました。ただ自然に。本当に水の流れは自然で良いなぁ〜。

オケラもクモもトマトも海の水も、それから真っ赤な太陽も、ただ自然に生きていました。私も・・・ただ自然に“いきもの”として生きていきます。そして、生き物としての感覚を持ちながら大人の知恵を使って生きていくのです。それが自分を成長させることに繋がるのです。

いろんな自分を肯定できると、いろんな他者を肯定できるというのは本当のことです。何故なら肯定の世界の心地よさを自分自身の心で知るからです。心の奥底で感じるのです。

私もようやく一人の時間を心から楽しめるようになりました。何時もいつも先の事を考えて生きていたら、過去の事を思い出す暇が無いくらいに楽しいものなのですね。そして私が現実にいないときや、他者ばかりを観ているときには、 「 あっという間に過ぎるていく 」 時間の流れも、現実で生きる自分を知っていられれば、とてもゆっくりとしたものに感じられるのでした。

現実を感じて生きるとはこういうことです。時間に追われて生きている時には、毎日何をしていてもまだまだ“遣り残し”があるように思えてならなかったのです。
今日は本当に、一日がとても長く感じました。もしかすると、これが生きている感触かも知れません。


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