回想

吾が背子と二人し居れば山高み里には月は照らずともよし

松が根の岩田の岸の夕涼み君があれなとおもほゆるかな

君がいてくれれば良いのに。


12月31日は 独身の頃から一人でいるのが好きで

一人旅に毎年でていた。

回想 する事で 新しく 生まれ変わったような気がするのかもしれない

ホテルの部屋で 切なさと 儚さに酔いしれていた

お寺から聞こえる 鐘の音が

妙に 鋭く 胸に突き刺さる

杭を打たれながら 再生していく 自分

真夜中 凍りついた路を 一人でお寺に向かう

家族ずれ 恋人同士

 watasiは 一人で 夜道をあるく



振り返る事を 重要視している

忘れてはいけない

どんな 楽しい事も 辛い事も 悲しい事も

全て・・・全て

今 新しく 生まれていくために 目をそらしては いけない


何もかも 受け入れて 

更に 輝くために

自分が自分らしくある為に

本当に 自分が求めて 欲している物へ

近づいていく為に


12月31日だけは

watasi一人の 回想の時
















2002年12月30日(月)

EGOISTE-やはりエゴーー / EGOISTE