貴方へ その一 |
これを 読んでいるで あろう
いつか 目を 通してくれるだろう 貴方へ
爆音に 混ざりながら
窓の外から見える 飛行機に
何処か 虚ろげな物を 感じ
ふと 遠くに居る 人を思出だしながら
日々を 過ごしている
其れは 久し振りに watasiに 訪れた
平穏であり
かき乱された時は 何処かへ
追いやられているんだと 感じた
其れと 同時に
色んな事に 乱されて
切なさと 虚しさに 犯されている 貴方に
対して
無力な watasiは
少し 途方に暮れながら
なすすべも無く
強く居ようと する 貴方を 感じる事で
甘んじてそれを
受け入れている
右か左か それとも 道は 無限大にあるのかさえも
watasiには わからない
結論などと 言う言葉自体が 無意味で
曖昧なのかもしれない
どんな 事を 選んだとしても
開放される事は きっと 今は 無く
楽になりうることなど 無いと
初めから わかって居ながら
話を 聞きたがった
話をしたかったのでは 無く
会話をしたかったのかもしれない
人に交わる中での
会話よりも
もっと 貴方を感じる事ができる
何かを 心は 欲していた
会った その手を 何時も
握り締めて 歩いていたいと思う
瞬間が 自分の中に 存在する以上
点は 超えられないと
watasiは 知っている
それは
貴方も もしかしたら
良く知っているのかもしれない
触れながら 静かに
ゆっくりと
歩いて居たい
貴方のの弱さと
私の弱さを
そっと 抱きしめて・・・
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2003年04月21日(月)
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