新聞より 大西民子 |
新聞を 読むのが好きである。あまり 読まなくなったけれど 止めるきに ならない。活字の世界
一応 全ての面に 目を通す。気になれば 取っておくし 一言に残してみたり 日記に 書いてみたり。
よく読む中で 歌人の紹介ページが ある。今回は そこから〜丸写しします。
大西民子
”夢の中といえども髪を振り乱し人を 追ひゐき長く 忘れず”
何も感じないよう 何も考えないようにしながら 帰らぬ人をただ 待ちつづける生活。 けれど 夢の中では髪を振り乱しながら 追いかけ 責めたて 突き落とさずには いられない。 激しい夢の余韻にしびれながら またじっと 気持ちを抑える日々が始まる。
恋が始まった夜に、その人と別々の 列車にののってしまったたまえに どんどん離れていってしうまうと いう 夢を見た
それをずっと 忘れられず 何かあるたびに思いだしたから、 とうとう 彼が遠くへ行ってしまうときも、わたしは 「知っていたわ」と 思った。 知ってたもの 最初から。夢が教えてくれたのは 恋の結果ではなく、その人を 最後まで 信じきれずに居た 自分の心だった。
本当に つらいとき 心が壊れそうなのに 生きていかなければならないとき 時間の感覚は 曖昧になり 季節はきずかぬうちに 移り変わっていくもの。
”街にて不意に逢はむ日などを 恋ふのみに 花木蓮の花も 終りぬ”
たまたま 人の恋心に触れ なんとも やり切れずに 言葉を 気持ちを
心を探す。
行方の知れない 心を 何処かに 探す。
今日と いう日を そっと やり過ごす 何処かの誰か・・・。
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2004年01月18日(日)
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