月ってほんとはいくつあるの?

一説によると、人が受け取る情報の95%は視覚情報だそうで(これには文字で書かれたものを読むことも含まれてはいましょう)、とすれば、ここで                                 
だって、実際そう見えるじゃん!」

無論、なんでもかんでも「実際そう見えた」からって、それが正しいって
わけ
じゃありませんが、「そう見える」ことと「真実」との差異落差を考えてみ
ることも結構面白いんじゃないかなぁって思います。
第一、昔の人は、ここで
「誤答」とされている記述をそこら中でしているわけですが、

そのことをもって、
昔の人はアホだって切り捨てたって詮無いことじゃないですか。
現在の
科学的知見では地動説が「正しい」ってことになっていますが、天動説て、
ある一定の考え方の枠組みに則せば、地動説より「合理的」ってこともあるわけです。
アポロが飛んでって月に行って帰ってきたのは、
地動説的世界像じゃなきゃだめでしょうが、
かぐや姫が月から来て帰っていっちゃうのは天動説的
世界像のほうがしっくりきます。
いまだって、月にはうさぎがいてもちをついているって言うじゃありませんか!(言いません??)

例えば、私たちが現在殆んど何の疑いも無く”風景”と思っているもの、
自然”と思っているものだって、実はある特定の時期に特定の文化から構成されたものであるってのも最近では割合だれでも知っていることではないかなぁ。
科学は真理ではなくいわば文化だってことも結構知られるところとなったし。
で、「真実は隠されて、ある」という考え方が支配的で、
これは別名「観念力」
とか「抽象力」とかとも言われるますが、日常的にはむしろバカにされるこ
ういう考え方って、案外支配的だったりするわけです。

「抽象力」は重要ですよ。
あるいは「真実の探求」だってそう。
でも、他愛もないことですが
「見えるもの」を簡単にバカにしちゃあいけません。
第一、味気ないですしね。


さて、そもそもの問いはどこへ行っちゃったのかなぁ。
「月ってほんとはいくつあるの」か? 
それはひとまず、人それぞれ違った「持ち方」でいいじゃな
いか?

 ”人の数だけありました。” (笑)

何となく 惹かれて いつもの メルマガを引用してみた。

明日 あなたが見る月は?
2004年10月03日(日)

EGOISTE-やはりエゴーー / EGOISTE