「詩的私的ジャック」読了〜。 なんて言うんでしょう、感想にしにくい。 しにくいので、読んだ後考えたことを書いてみたり。 例によってネタバレありありです。 未読の方は読まないでください・・・。
一時的な感情を永遠に変える手段、 即ち「文章化」するあるいは その他大勢の前で「言語として表す」 みたいな行為は「恋愛」と同列のものなのかも知れない。 欲求があるから行動があるのは当たり前として、 そこに利害とか自身の損得勘定が入る余地が無いモノ。 ただただ、そうしたいからそうする、 そうしないでは居られない、みたいな。
理系の思考では多分、 そうする必要があるからその為の手段を探すとか こうなれば便利だからそうする為の方法を考える、みたいな 目的、もしくは必要な結果が最初にあるのかな、とか。
この人の作品読むとつくづく自分の思考が 登場人物と離れて居るなあと思うの。 特に萌絵、個人的に駄目なタイプかも。 お嬢様で我が儘で年上の男を振り回してる シチュエーションは美味しいんだけどなあ。 ってゆうか好みそのものの筈なんだけど。 無駄だと解っていてもそうする、とか 意味がないことを敢えてする、 みたいなことに意義を感じなさそうな所がイヤなのかも。 私は感情論で動くタイプだから余計に。
あ、あと自分が理解できない事に対して もの凄く彼女は否定的、かつ拒絶的でしょう。 オチに関わるあのあたり読んでて其処が ちょっとムカつきましたわ・・・。 自分がイヤな気分になるなら あるがままを受け入れて、 踏み込まないようにすればいいのにって思った。 好きって気持ちはその人のモノなんだからさ、 あんたが否定したり捏造呼ばわりって ヒドイんじゃないの、みたいな。 私だってボーイズラブ物、好きではないけど 否定は出来ないから近づかないようにしてるし(苦笑)。
って、なんだか論点がちがうか?? いやまあ、思った事を素直に書きました。 気を悪くされた方いたら、ごめんなさい。
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