2004年09月05日(日)
友達に言われたことだけど、小説は何かを得るものらしい。 僕は小説から得られることなんてないものが当たり前だった。 友達は主に純文を読み、僕は主に娯楽を読んだ。 そんなことはどうでもいい、自分が思い出す為のメモなのだから。
この前、機会があったので檸檬を読んだ。梶井基次郎という冴えない筆名の男なのに檸檬は妙におもしろかった。 檸檬を読んだのは確か3、4ヵ月ほど前だけど前半うっとうしかったはずの文が読み終わった自分がすっきりしていることに気が付いた時には驚いた。
先日、「ぼくらの7日間戦争」を読んだ。中学生の妄想を広げたような内容だけどしっかりまとまっていておもしろかった。 文庫版の初版が1985年。僕の生まれた年の本に「シカトとは無視することだ」って書いてあったのには驚いた。 てっきり90年代に出来た言葉だと思っていた。
夜も遅い、寝ることにする。
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