DETHの戯れ言
未来過去
2004年12月29日(水)

小説とIUPAC命名法。


小説は世間様には広く浸透した文化である一方で実にお粗末なものではないだろうか。小説ではどうしても書き表すのがむつかしいものがある。
そう「空白の時間」だ。
何もおきていない、時の経過をどのように物語として進めるか。それを表す方法で小説は三種類に分けられるのではないだろうか。

一つは時間が飛躍するもの。
一つは事件が起き続けるもの。
一つは心情描写が続くもの。

当然だけど、どれもがあるのが普通だ。だからどの比重が多いか?で考えて欲しい。

一つ目は簡単だ。時間が前後の文で一気に飛ぶのだ。一言「一時間がたった」とか「気が付くと部屋は真っ暗だった」などと書かれている。段落が変わったときとかに多いがこれは物語が進んでいるとは言いにくい。

二つ目は事件aと事件bを起こすことによってその間の時間を感じさせたり、事件aが終わる前に事件bを起こして物語を進める。推理小説だと思えばわかりやすいと思う。

三つ目は事件と事件の間の心理描写の比重が大きいものだ。恋愛ものや一人称視点が多い気がする。


偉そうに書いたけど思っただけで結論も何もない。思ったから書いたのだ。
書いてから読み直して思ったことは、事件と事件の間に心理描写が入るかどうかで分けた方が賢い気がしてきた。

「事件A発生→事件A完結→事件B発生→事件B完結」とした時にA完結からB発生までに心理描写を入れるものと入れないものと説明した方が伝えたいことが伝わる気がする。



またまた化学の話題。
字訳って何で完全にしなかったのだろうと思う。
字訳って何かと言うと、hydro-の読みを(英語やドイツ語の発音を参考にせずに)ローマ字読みの如く読むことと思ってくれれば間違えないと思う。
ちなみにhydro-は発音を字にしたらハイドロの方が近そうな気がするけどhydroをそのままローマ字のように読んでヒドロって読みます。

受け売りだからあんま詳しいことわからないけど世界的な化学連盟みたいなところ(IUPACだっけ?)は「化学物質の表記は統一」するけど(文書で残ればいいらしい)読みはどうでもいいよって言ってたはず。だから亀ちゃん(予備校の化学講師ね)はChloroformとかって表記は英語でもフランス語でもドイツ語でもない「化学の専門用語」って言っている。(音が存在しないしね)

ちなみに酢酸とか蟻酸とか字訳とかをつけてるのは日本化学学会だか何だかって言う日本の団体。でも表記の統一を目指してるのに酢酸とか蟻酸とか字訳のカタカナとかってokなの?って感じです。たぶん表記と一対一ならokとか考えたのだろうけど、アルファベット表記の方がわかりやすかったりするし・・・。

自分だけの便利リンク。
IUPAC命名法 - Wikipedia
化合物名の字訳(日本語名)



眠い、おやすみなさい。


      

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