2006年01月25日(水)
理解しやすいのは具体から抽象であって抽象から具体ではないという話。
友達が等速直線運動がわからないと嘆いていた。 いや、僕も忘れたけどたぶんv*t=x+cじゃないのかなと思う。(cは初期位置;違ってたら気にしない。けど指摘が欲しいな。) この頃受けた授業はどれもこれもまず公式を教えてくれる。 公式というのは100なり200なりの等速直線運動を見た学者がグラフやら結果やらを見ながら「あーなんか同じ速さのグラフ似てない?」とか「同じ時間でも傾き違ったら移動距離違うんだ」なんて思いにふけって導いたありがたい式なのだ。たぶん。
でその式は抽象的であるが故に式を先に出されるとわからない。(特に演習問題を解かない人は) では何故m先にこの抽象を教えるかというと抽象というのは真理に近く応用が利くからなのだ。 例えば速さ30、初期位置1の公式を「30*t=x+1」 速さ40、初期位置1の公式を「40*t=x+1」…と教えるよりも 例えば速さv、初期位置cの公式「v*t=x+c」を教えれば上の二式は内包されることになり情報量(たしか自由度とか呼んだ気がするけど忘れた)が増えるのだ。
理解させることと、情報量を増やすこと適当なところを見つけるのはむつかしいと思う。
何でこんなことを考えたかというとサイエンスカフェを自分の大学がやると言い出したからだ。で面白そうだから雑用させて〜って言ってしまったw(期末試験も近いのに。) でサイエンスカフェってドンなんだろうなと考えたとき具体から抽象へがサイエンスカフェで抽象から具体が高校・大学の授業ではないか?と思ったからだ。
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