2006年03月17日(金)
5x:単項式 5x+3x2:多項式 多項式における各構成部分を項という。 5x+3x2、の場合5xと3x2が項。
^:コンピューター用語での乗数表示。 例 x^2=x2(xの二乗)
12x2+48x+32と言う関数があるとき 各項は4の倍数である。 つまり 12x2 +48x +32 =4×3x2 +4×12x +4×8
だ。 式は簡単な方が目にいい。(わかりやすいし) と言うことで全ての4をまとめて表す方法がある。 4(3x2+12x+8) と言う風に表す方法だ。
これは括弧内の全ての項に4がかけてありますよ!と言う意味だ。 ()ははじめたら必ず閉じよう。開けっ放しは駄目だ。
じゃあ、例えば 12x2-48xと言う式を簡単に表すと
12x2-48x =6x(2x-8)となる。
では、 3x2(x-1)+12x(x-1)+8(x-1)を簡単に表してみよう。
(x-1)なんて大げさなものが付いていてもやることは一緒。 (x-1)を一つの数字だと思ってかっこの外に出してしまえばいいんだ。 (x-1)と書かれている分見つけやすくて便利。
3x2(x-1)+12x(x-1)+8(x-1) =(x-1)(3x2+12x+8) となる。
ではこんどは (x-1)(4x2+12x+8) を見てみよう。
これを見てみると (4x2+12x+8)の中の全ての数に4が隠れている。 そこで右の括弧内の式だけを考えて4をくくりだしてみると (4x2+12x+8) =4(x2+3x+2) となるね?
ではこれを元の式に当てはめよう。 と思ったら()が使われているので{}を使う。 意味は一緒だ。市→県→国みたいに()をくくるときは{}を使うのだ。
註:取り敢えずの読み飛ばし可。 {}内で一つの世界を形成する。 つまり{}内ではじまった()は{}内で閉じなくちゃいけないし、 逆に{}外ではじまった()を{}内で閉じることは出来ない。 註ここまで。
4(x2+3x+2)を{}でくくって {4(x2+3x+2)}
(x-1)(4x2+12x+8) =(x-1){4(x2+3x+2)} となる。
ここで見て欲しいのは。
()も{}も「かける」を意味するので
(x-1){4(x2+3x+2)} =(x-1)×{4×(x2+3x+2)} となる。
知っての通りかけ算はどっちを先にしても つまり5×(4×2)でも(5×4)×2でも結果は同じだ。 ということはこの場合は{}は無用なものとなるので (x-1){4(x2+3x+2)} =(x-1)4(x2+3x+2)
普通(何処が普通だとか聞かない、先人がそうしたのだ、ぼくも知らない。) 定数…つまり1,490,253とかって言う数字を先に書くので
4(x-1)(x2+3x+2) となる。
どんな些細なことでも分からない場合は掲示板orメイルでどうぞ。
|