久かたぶりに。月にあったよ。おだやかな光と。朧ろに映る。憂いなど。ほんとうは。おだやかな日常と。夜の散歩と。横たわっている。あの場所が呼ぶ。取りこまれて。いつも。猫に呼ばれなければ。忘れるところだった。