カウントシープ
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2005年08月08日(月) 人を知ること

今スペースシャトルが宇宙に行っている。ボクは天文の世界はわりと好きだけれど、それほどNASA関係の話題を知っているわけじゃないので、飛ぶ前日にYAHOOのTOPで知ったくらいだ。

その飛行機に日本人が乗っていることも、ボクの知り合いというわけじゃないから特には感情が動くわけじゃない。ボクは愛国心というのかな、そういう気持ちがとても薄いので、オリンピックで日本人が活躍したとしてもあまりピンとこないのだ。
多分、これが野口さんの書いた文章とか、彼の考えとかを聞いたりしたら、もっと違ってくるに違いない。相手という人間の姿を捉え始めたら、其処には多少なりとも心の交流みたいなものが生まれるだろうから。

以前から持っていたヴァイオリンのCDがあって、その人は目の見えないヴァイオリニスト(川畠成道)なのだけれど、ボクはその弾き手に関してはそのことしか知らなかった。最近になって大切な友人が「いつかベートーベンのスプリングソナタを聞かせてね」と言ってくれたけれど、ボクはその曲を知らなかったので、早速ネットで調べたのだ。
キーワードで引っかかったサイトのうち、ヴァイオリンを弾く人の日記に富んだので、しばらく読んでいたらそれがその目の見えないヴァイオリニストのサイトだった、というわけだが、ボクはそのちょっとしたご縁が嬉しかったし、日記をじっくり読んだ後で、その書き手の演奏がすぐ手元にあるのもなんとなく嬉しかった。
日記を通して彼の考えを知ってからは、音楽も違ったものに聞こえた。今まで聞いていたその先に彼の姿が、人間の心までもが見えてくるような気持ちになったのだ。ボクは普段はその音楽の作り手のことまで知ろうとは思わないのだけれど、こんな風に知ることも悪くないと思った。

スプリングソナタは、とてもいい曲だった。いつか弾けるようになったら、ヴァイオリンを担いで出かけようと思う。


ロビン