カウントシープ
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急に寒くなったのに、先日から職場に泊まり込んでいたボクは、パーカー一枚しか着ていなかった。昨日の朝からあんまり寒いので、職場のどこかの窓が開けっ放しなんじゃないかとあちこち点検してみたけれど、どこも空いていない。急に寒気がきたようで、一日寒い寒いと震えていたら、案の定少し風邪気味になった。
夜には雪も散らついたようだが、ボクは霙をみた。数日前の夜の散歩のときも寒さが深まったとは思っていたけれど、急に雪レベルまで寒くなるなんて!みんなが暖かそうなコートを着込んで出勤する中、ボクは一人惨めな気持ちになった。寒さは心をも冷やすようだ。
それでも冷たい空気と比例して空はどこまでも見えて星が綺麗だし、張り詰めた空気の緊張感もけして嫌いじゃない。星にかんしていうなら、年間通して冬の空は沢山の星が見えるから、まるで空が広がったように錯覚するくらいだ。
同僚が、帰るときに職場においてあったダウンジャケットを貸してくれて、カイロをひとつ恵んでくれた。人の服を借りるのは照れくさいけれど暖かかった。
ロビン
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