
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
キンとマの間には特に何か入るわけではないです。 おおっと失言失言。
世界は広くて。色んな国も人も風土もあるわけです。 先日ムルさんと電話で話してた折に 「そういえば、前にあんたが調べてたの、 “キンマ”だったよ」 と一言。なんのことか一瞬目が点になり、話を聞くにつれ ようやく思い出した。
私が大学2年の時、話せばまあ長くなるもろもろの諸事情で 魅惑の王国タイランドに行く機会があった。 食中毒になるわアリが耳にダイブしてくるわ 思わぬハプニングに見まわれつつチン道中は続いたのだが、
そんな中、あるお宅に一泊した時に 実に奇妙な光景を目にした。
そこの家は若くて綺麗な女性とハウスキーパー、 女性の老母が三人で暮らしていたのだが、 朝ヤクルトを買いに牛乳屋から帰ってくると、 その老母が何やら口を真っ赤にしてクチャクチャと 何かを噛み砕いている。ひとしきり噛み終えると それを「ブッ」と手元のボウルに吐き出すではないか! 汁が真っ赤なだけにえらくびっくりした覚えがある。 日本に帰って、「あれは一体何をやっていたんだろう」と 悶悶する日が続いた。 確かあんな感じの嗜好品が東南アジアにあったような、 というおぼろげな記憶が頭から離れない。 とかいいつつもすっかり忘れてしまっていたのだが…
そうだ。キンマだ。 あれはキンマだったんだ。胸のつかえがおりたよ。 ちなみにキンマについてはこちらを参照するとよいよ。http://www.st.rim.or.jp/~cycle/MYaji.HTML
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