
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
2006年02月08日(水) |
本棚を見て知るその人となり |
他人の部屋に入った時、ついつい本棚に目が行く人は多いのでは。 どんな本を手元に置いているかを知れば、その人の嗜好や ものの見方の片鱗を垣間見ることができるからだ。 そう考えると、本棚は下着の陳列と同じくらい恥ずかしいもの なのかもしれない。
前の職場時代。 同僚や上司と一緒に、とある先輩の家で鍋を囲むことになった。 姉御肌で、男気溢れるその先輩の部屋の本棚には びっしりと並んだ少女コミックの背表紙…。
か…
…『快感フレーズ』…。

※快感フレーズをご存じない紳士淑女の皆さんには こんなレビューサイトをオススメします。
友人Yが放った一言。 「ヤヴァイよ!この部屋アブイよ!」
アニメ化もされた、私の中でのマンガ界トンデモ本ランキングベスト1 ブックでした。昔、酒の席でカケに負けた私は、
「『快感フレーズ』を全巻飛ばさず完読する」か、 「高橋克典with仲間由紀恵『愛してる』のシングルCDを 原価で購入してソラで歌えるようにする」
という屈辱的な罰ゲームの選択を迫られまして、その足でマンガ喫茶に 入り、あのデンジャラス☆ワールドと対峙する羽目になったので あります。
その女子高生が抱くストレートなエロ願望が 無意味に節操なしに炸裂したDQN漫画が 知人の本棚に入っているという事実。 これがケン月影とかふくしま政美なら まだ良かったんだが(良くない)。
しかも先輩の放ったトドメの一言がキツイ。
「その漫画、主人公がすごくかっこよくて、アタシもこんな恋人 欲しいって心から思える漫画にめぐり合えたの」 (※原文ママです)
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
その日から、その先輩に怒鳴られたり叱られたりしても、 (この『快感フレーズ』がッ…) と蔑むことで全く気にならなくなりました。
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