わたしのじいちゃんが・・・藍綬勲章という名誉ある賞に選ばれました。
そこで今日はその授賞式だったのですが、奨学生で4年間東京にいたという理由だけで(都内にはそんなに行かなかったのに)東京に詳しいという判断で私が付き添いで行くことになりました。
場所は法務省だったのですが、今の時代東京に詳しくなくても携帯やパソコンのネットでいくらでも時刻表で調べられるのに・・・と思いながらもじいちゃんも私と一緒に行ってもらいたいと言われていたので、会社を休んで一緒に行くことになりました。
じいちゃんは普段、杖を持たないのですが3年前にトラクターに巻き込まれて足を悪くしてしまった以来、右足は完全に引きずって歩くようになりました。
そんなじいちゃんは杖を持って歩くことに抵抗を持っているみたいで、一生懸命杖を使わずに歩いているのですが、少し歩くとすぐに足が疲れてしまいます。
そんなじいちゃんを付き添いでサポートしたのですが、駅では階段を使わずにエレベータに乗り降りしたり、トイレに頻繁に連れて行くようにしたり・・
途中でモーニング(正装)の貸衣装を当日になって探さなければいけないというハプニングに見舞われましたが、無事法務省につき遅刻することなく式に参加することができました。
じいちゃんの受賞の理由は保護司という犯罪を犯した未成年の保護観察を努めるという仕事を28年間続けていたからです。
でも、この保護司という仕事、大部分がボランティアで報酬が少なくそれだけで生活は全くできないという仕事なんです。
そのおかげでうちはビンボーなわけですが(涙) けれど、一途にその仕事をしていってみんなから「先生」と呼ばれていたじいちゃんは普段見るじいちゃんとは全く違ったじいちゃんだと思いました。
じいちゃんは今年で75歳になりましたが、まだまだ元気で生きてもらいたいと思います。そして8年前に68歳で死んでしまったばあちゃんの分まで元気に生きてもらいたいです。
保護司は75歳で引退なのでつきに受賞する機会は全くないのですが、謁見で天皇陛下から声をかけられたと嬉しそうに話しているじいちゃんを見て、今日私が付き添いをしてよかったなぁ・・としみじみと感じました。
私も、自分よりも頭がいい官庁の職員の人たちが「先生」って言って頭を下げていることにちょっと誇らしげになってしまいました(笑) ↑じいちゃんと並んで歩いていたため「トラの威を借りる狐」状態でした♪
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