ひとりごと

2005年01月06日(木) 危機意識

メルボルンで子育てをしていたころ。。

近所の普通の公立の小学校に通わせていたけれど
みんな・・・ほぼ・・・みんな・・・車で子供たちを送り迎えをしていた。
子供たちだけで、公園で遊ぶ姿なんてみたことない。
放課後は誰かの家に集まって、遊んでいた。
家の庭が、どこも日本の小さな公園くらいあるからいいのだろうけれど

道路を子供たちだけで歩くなんてあり得なかった。

ショッピングセンターではいつも手をつなぐか・・
手を離したとしても、目の端に常にいれていた。

子供たちだけで、おもちゃ売り場・・なんてあり得なかった。


メルボルン・・・

のどかでおおらかな国オーストラリアのこれまたのどかな都市。


そのなかでもこれまたもっとのどかな少しだけ高級な住宅地に住んでいた。

その住宅地にあるショッピングセンターの中で、親が目を話した隙に
トイレにつれこまれ、暴行された幼児がいた。

いつも、わたしたちが普通に使っていたトイレだった。


うちから見えた大きなおうちには
子供の寝室に銃を持った男が入ってきて
子供だけ連れ去るという誘拐もあった。
真剣に護身用の銃を買おうかと思ったこともあった。

あの平和な国といわれるオーストラリアでさえ、そうだった。


帰国して、体中の力が抜けたのを覚えている。

小学一年だった息子・・・
これがまた今までの鬱憤を晴らすように外遊びをして・・
自転車で友達のおうちにいって、暗くなるまで帰ってこなかった。

そのたびに、胃がなにかにつかまれるような感覚。。。
帰ってくるまで、どきどき・・どきどき・・
あと5分待って帰ってこなかったら、警察。。と思ったことも何度もあった。

いえ・・・5時とか6時の話ですが(^^ゞ


今でも、連絡のあと、予定の時間から遅れると私は取り乱す。

娘に対しても、息子に対しても。。。


だから、子供たちは、結構、まじめに帰る時間のメールだけはくれる。
外でなにをしているかは知らないけれど
帰る時間だけは・・・連絡をくれる。

それほど、私は激しく取り乱すから。。^^;


メルボルンで、周りに起こった数々の不幸のトラウマです。


日本のおかあさんは・・・世間を信用しすぎなような気がします。

昔はそれでよかったけれど、
これからは、自分の子供の手はしっかりと
握り締めていてあげて欲しいと思います。


それから・・・・・


わたしの友達は・・子供を叱って・・・
大声で泣くその子を放っておいたら(もちろん、家の中ですよ)
パトカーが来たそうです。
ご近所が警察に幼児虐待だと通報されてしまったんだって。


わたしは、いつも言うように、日本が一番好きです。

でも、欧米の見習うところはどんどん見習っていくべきだと思います。

小さな命は大人が守る義務があるのですから・・


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