xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2002年08月09日(金)

影のない絵/やりなおしの日々

 分析の仕事が一段落.
 といっても,仕事は滞り山のように積み上げられている.背後で「はやくーはやくー」と囁いている.つげ義春?風に表現するなら真っ黒の人が背後に静かに立っている.しかも大勢.部屋が狭くて入りきりませんよアナタ.
 明日の花火大会大作戦を先輩と話していたら,同僚君が「海棠さんがこんなにてきぱきしているのを見るのは…」と曰った.首を絞めて訂正させたが,多分事実なんだろうなと自分のせいのくせに一人前に落ち込んでみたり.自分のせいだろ明らかに.

 人に言われた仕事はできるのに,急かされない仕事は遅い.計画性がないんだよ.
 社会人の先輩である恋人に「毎朝,今日一日の計画をたてるんだよ」と言われる.しかし既にしてきているのだが.何故.




 さわやかに晴れ上がった夏の青空は好きだ.遠くまで濃い青.痛いくらいの太陽光線.
 そこでは過去も現在もいっしょくただ.ごちゃまぜに混沌と闇の中だ.ときどき熱気にあおられて,陽炎のように過去が目の前に浮かび上がる.
 自己責任の大爆笑.
 いつまでも離れない足下の影.

 影は暗闇なら見えないからと愚かさ一直線の道に一歩だけ足を進めたこともあったけれど,それでもどこかでわかっていたのではないかと今なら思う.
 どこにいても影が離れることはない.

 たかだか一歩で大袈裟だよなと思うけれど,足を引っ込められてよかった.どうしようもなく馬鹿で愚かで安易でも,引っ込められてよかった.
 (それについては心から周囲の数少ない優しい人々に感謝している)
 (感謝しかできなくても,それしかできないなら心から.引っ込めさせてくれた人々に)

 今の私はどう考えても過去のワタシがしてきたことによって築き上げられているわけであり,このままで生活していこうとするならもうそこは腹を括るしかないわけで.
 呑み込んでやっていくことなわけだ.そういうことだ.

 それにまあ,影のない絵画なんて現実味ないし?



 やりなおしの日々を生きている.
 その日々がどんなにイヤな時でも辛いときでも,それでも最終的に心の隅で,その日々をおくれることに感謝しながら過ごしている.やり直す前も後もシアワセでいさせてくれた家族に,友人に,周囲の人々に,そしてこれから一緒に生きてくれると言ってくれた恋人に.
 シアワセに生きている.なんて果報者なんだろう.



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