xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2003年12月05日(金)

対象年齢

 先日、何かの音楽番組で久しぶりにミスチルの新曲を聴いた。何でもテレビ初放映の曲だとか。Mr.Children『掌 / くるみ』という両A面シングルに収録されている『くるみ』の方。

 私的になんかもう久しぶり、という感が否めない。一番はまっていたのが多分大学生活の後半。大学院生をしていた頃もよく実験中に大音量で流していたけれど、当時は別の音楽が中心だったし。
 その当時の心境が当時のミスチルの歌詞に旋律に雰囲気に本当にはまっていたのだろう。カラオケでとても上手な男の子がよく歌っていて、かなり頻繁に聴いていた、というのもあるだろう。周囲もミスチルが好きで、自分自身にもよくはまっていた。
 それが大学院生になってからはかなり頻度が下がる。理由も何となく分かっていて、もう自分の心境にはまらなかったことだと思っている。なんていうか引っかかる場所が異なってしまったというか。

 対象年齢なんていうものはあるはずもないのだろうけれど、どうしても「この時に!この時期に!」というのはあると思う。それは本でも映画でも音楽でも。
 いつどこで読んでも勿論素敵で素晴らしいものなのだけれど、この時期(年齢)で読んだワタシはとてもラッキーだと思う、という本はワタシにはある。そして読まないでいてとても残念だった本も。音楽もそうだと思う。一番、全身に響く時期。
 年齢というより時期だと思う。精神的な年齢と言ってもいいのかもしれない。もしくは環境と自分の関係性か。
 勿論、普遍的なものはあるとは思うけれど。

 ワタシにとってのこれまでのミスチルの音楽は、大学生の頃のものだった。当時のBGMの一つだったと思う。だから今回の曲はとても久しぶり。
 で、どうだったのかというと、少し『対象年齢』があがったのかな、と聴きつつ歌詞を読みつつ思いましたさ。でも残念ながらそれだけだった。ものすごく残念だったのだけれど。
 彼らの音楽ってワタシにとっては、とても不安定でゆらゆらしている時に効く感じがしているので、だから現在のワタシの状況がそう不安定ではないからだろうかなとも思っている。それはまあ喜ぶべきか。



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