飛行機がビルに突っ込む。無音のまま何度も何度も。 こういう映像を昔、見たことがある、と思い出す。 まだ学生だった時に見た、光るミサイルが幾つも夜空を行き交う映像。 湾岸戦争の時だ。
その時も無音で。その時も現実感が無くて。 友達の誕生祝をしながら、TVの中のそれを見た。
いつも最初はピンとこない。
悲鳴や怒号は後から追いかけてくる。今日帰宅してから見るニュースには 昨日聴こえなかった音、泣く声、怒りが溢れてる。 これは「現実」なんだ。いつも想像力が追いつかない。「現実」。 笑顔も、見た。 きっと日本が侵略を続けてた時にはこの国にもあった顔なんだ。 子供達のあの笑顔を憎んじゃいけない。ほんとに憎まなきゃ いけないものは別にある。別な場所で笑っている。
一生懸命、自分に言い聞かせてもやりきれない。 その飛行機に乗り合わせた人々はどんなに恐ろしかっただろう。 日本の大学生も居た、とのこと。まだ20歳なんて。 (年齢は関係なく本当に悲しく辛いことだけど) 突然、仕事中に命を奪われた人たちは??救出に向って自らも犠牲に なった人たちは??
どうか一人でも多く助かりますように。助かりますように。>本当の神様。
二人の笑い声を聴いてずっと一緒に笑っていたい。 大好きな人たちとずっと一緒に笑っていたい。
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