読書日記

2001年09月02日(日) 「古着屋総兵衛影始末2 異心!」読了。 

「古着屋総兵衛影始末2 異心!」読了。 一作目と同様、最後の最後に決着をつける死闘が展開。終わるまで油断できない構成。(昼間の今はここまで)

改めて(夜のいま)書きつける。
 佐伯泰英「古着屋総兵衛影始末2 異心!」(徳間書店文庫2000.12)をやっと読み終える。
 元禄14年の赤穂浪士の討ち入りを物語の肝に据えて大黒屋総兵衛と柳沢吉保の対決第2章を迫力満点に描ききった。集団同士の戦闘、1対1の決闘など飽きることがない。
 風格があるので鬼平や雲霧のイメージをだぶらせて読んでいるが、総兵衛は三十歳前後の若さである。鬼平以上の立ち回りを期待しても裏切られないだろう。
 次のシリーズ3作目はまだ買っていない。最初の直感通り、ある分全部買っておけば、と後悔。
 
 仕方がないので、同じ著者の現代劇(?)「ゲルニカに死す」(角川春樹事務所文庫)をちょっと読んでみた。
 1937年4月のスペイン・ゲルニカ駅に最終列車が到着した場面からはじまる。画家らしき若者菊池信介が主人公のようだ。尼僧のミレイアとの出会いが描かれる。が、16ページまで読んで中断。
 1冊に集中できず、次に関川夏央の「戦中派天才老人山田風太郎」(筑摩書房文庫)に手をだす。親本は1995年のマガジンハウスの単行本。その時に目を通しているが、ほとんど内容の記憶はない。18ページまで。
  


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