読書日記

2002年02月11日(月) 「オヨヨ島の冒険」は冒険スパイ小説だった。

「オヨヨ島の冒険」は冒険スパイ小説だった。ただし、今となっては古風な、しかしエレガントなそよかぜのような物語。かつてテレビで人気を博した「ナポレオン・ソロ」シリーズやロバート・ワグナーのシリーズものを連想した。日本ものでは「スパイ・キャッチャー」シリーズ。
主人公である女の子ルミが一端は誘拐されたが、すったもんだの末に無事逃げ帰ることができたと安心した途端、今度はその父親が行方不明になる。今度も誘拐らしいと、死んだことになっていたが実は孤島で生きているという祖父に助けを求めるべく一同はルミを先頭に出発するが・・・。
という具合に話の展開は早く、気がつくと原爆が話題の中心にあり、世界征服を企てる国際的陰謀団が登場してきて、いよいよ古風な雰囲気が増してくる。
冒険物のエッセンスのような、楽しい作品である。
これが角川文庫で出たのは昭和49年(1974年)で、最初に朝日ソノラマから出たのが1970年、今から32年前のことになる。
小林信彦氏のフアンでありながら、軽んじてまったく読んでいなかった。読もうともしていなかった。ここに深く深く(同じ言葉を繰り返すと嘘と思われるが)深く反省する。
こんなに反省しても163ページまでしか読んでいない。まだ読み終わっていないのでした。反省。
それにしても文春の連載エッセイの去年分はどうしていまだに出版されないのでしょうか。何か出版社的理由・事情があるのだろうか。


 < 過去  INDEX  未来 >


イセ [MAIL]

My追加