東野圭吾『トキオ』(講談社2002/07/18)読了す。一種のタイムスリップもので筆者独特の現代劇ファンタジィに仕上がっている。ロバート・ネイサンの『ジェニーの肖像』風である。大部分を占める活劇風ドラマは、結構ドタバタで楽しい。感動するまではいかなかったのはそれほど奇想天外ではなかったからにちがいない。