出会いはいつでも楽しみです。出会う前の緊張感とか、 その後の相手とどんな関係を築けるんだろうかなんて期待感とか。 老若男女問わず、場所柄問わず。 人見知りするきらいが少々あれども、そんなところは変わりません。
別れは、どれだけ繰り返しても慣れることがありません。 毎回「これっきりにならないだろうか」って思ってしまうほどです。 卒業だとか転校だとか引越しだとか、どれだけでも機会はあるのに。 この春の別れもやはり寂しいものです。一ヵ月後の暮らしの中に、 いつも通りの笑顔で居てくれそうな気がするんですよ。 もうそこに、そのたたずまいで居ることはないのは分かっているのに。
もう一つはっきりさせてなかった部分に、お別れすることにしました。 ひきずられちゃってどうにもなりません。そのうち執着心だけに なっちゃうんじゃないかと、そっちの方がこわいです。 せめて、そんなものにしたくはないんですよね。 こういう気持ちには一度お休みしてもらおう。次に備えておこう。 春もやってくることだし、気分新たにいきたいなと思います。
人生の中で、”出会えて良かったな”と思える人と、 どれだけ巡り会えるんでしょう。 「出会えたことに感謝する」なんてフレーズが、この歳になって ようやく身に染みてきます。年々謙虚になってる気がしてきます (自分で言ってれば世話ありませんけどね……)。 一つ一つの出会いと別れを大切にしていきたいなあ。 なかなかそれが難しい時もあるし、人として付き合う中では もっと”山あり谷あり”な時もあったりもするんでしょうけど、 出会えたことに純粋に感謝できたらいいよなあ。幸せなんだろうなあ。 そして、多かれ少なかれ、相手も同じような気持ちになって くれるような、つきあいのできる人間になれたらいいなあとも思います。 傲慢な考えかもしれないけど、あたしばっかり嬉しがってちゃ、 やっぱりいけませんしね。自分の世界だけで生きていくのは簡単だけど、 外の世界から目をそむけるのはもったいないですし。 人付き合いとか社会生活、順調にいくとは限らないけど、ささやかな反応が 心かき乱すくらいに嬉しくなるなんて経験、人との付き合いからでないと 味わえませんよ。気づかずにいた昔の自分に知らせてあげたいですよ。
先日も、ある言葉でものすごく泣きそうになりました。 珍しいコトバじゃないけど、付き合った年月を振り返りながら噛みしめると 実はものすごく重みがでてくるんです。以前のキツイ状況を どうにか越えたからこそ貰えたコトバなのかもしれません。 そんな状況も一人では生じないし、一人では乗り越えられませんでした。 人は、いろんな人達との関わりの中で、生きて生かされていくものなのかなあ。
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