Written by いずみ
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よもや、長引くとは……くそう。
頭が割れんばかりに痛い。
朝飯すら放棄した。弁当のオニギリも、昨日は頑張って作ったけど今日はダメ。
かーちゃんに電話して、来てもらった。
なので、昼飯は何とかありつけた。
けど、夕方かーちゃんは帰ってしまった。
タダでさえ冷蔵庫は、手の込んだ料理用の材料しか残ってない。
鍋を掴む体力もなく、そのまま力尽き、
9時頃、ダンナの帰るコールが遠くで鳴っているのを聞いてた。
いくら忙しいとはいえ、こんな時くらいもうちょっと早く帰って来れないのか、
とか、
少し心配くらいしてくれよ、とか、
そんなことばっかり考えてた。
人間、自分が具合悪いと精神的にも病んで、文句しか出てこないらしい。
まあ、男の人には分からない苦しみだから、そんなもんなのかしら。
昼間かーちゃんに買ってきてもらった、葛根湯を飲んだ。
効くかな。
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