独身時代自分はアウトドア派だと思っていた。バイトを２つ掛け持ち。名古屋の友達と遊び、家には寝に帰るだけ。

結婚して７年。夫と共同名義ではあるが自分の家を持った。自分はぢつは猫型であったのが分かった。ヒッキー志望。金があるなら仕事にも行きたくない。お買い物も本当は行きたくない。家で好きな漫画を読んでいられたらいい。

全く、キャンプとか行った自分は何だったんだろうか？
単に父親が嫌いで干渉されたくなかっただけだったらしい。
そう、「父親」が問題だと思っていたのだ。

「母親」は可哀想な女だった。だから人生の後半を楽しく生きて欲しかった。
「母親」にとっても「父親（夫）」が問題なのだと思っていた。
ボトルネックがはずされれば問題は解決するはずだったのに。

私にとって、この家は以前の実家と同じくらい厭わしいモノとなりました。
「父親」だけが問題なのではなかったのだった。

そう遠くない将来、ボトルネックがとりはずされた時のために…。

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