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いずれ別ファイルに移動予定 2002年09月27日(金)

今日、なんか久しぶりに「サティアン」なる単語を聞いて思い出した。
当時(よりちょっと前)もう一つ悪名高き宗教があったんですが(今もあるが)

ワタシ、ここ入信直前まで行きました。
その教えの一つに、「為に生きる」っつーのがありまして。
「誰のために」って肝心の主語?目的語?が抜けていますが、神(ほとんど)=教祖の為な訳なんですね。つまり教祖の為に人生捧げろと。

実はこの宗教、神=親なんですわ。別に「父なる神よ」なんてフツーのキリスト教でも仏教でもいうんですが、ここはキョーレツでして。

<論法>
親は産んで育ててくれたんだから感謝するのは当然ですね。
 ↓
神と人は親子関係です。
 ↓
だから神に感謝するのも当然です。
 ↓
神の代弁者である教祖に感謝するのも当然です。
 ↓
親に恩を返しなさい。
 ↓
神=教祖の為に働きなさい。

つらつらっと書いてるとどっからワルいのかよくわかんないですが、これに絡め取られて壺を売って歩くようになるんです。今は何売ってんだか知りませんが。
だから信者さん個人は親孝行な真面目な人ばっかりです。

ワタシもうしょっぱなの「親は産んで育ててくれたんだから感謝するのは当然」てとこから分からない。って今だから分からないことが分かるんですが。(ややこしいな)

あらゆる不満をぶつぶつと食事(酒)の時に言い続ける(数時間に及ぶ)父親と、それを嫌々ながら黙って聞き続ける母親。離婚のチャンスは何度かあったのに結局戻り、あんたがおったで離婚できんかったという母親。お父さんが駄目って言っとるで駄目って何もかも制限されたな。最後には何もかも諦めて、いつか自分の娘が救い出してくれるという期待だけだったんじゃないですか。

あなた達の反対を押し切ってした結婚の結果、救い出してあげましたよ。
−老後のために掛けた保険は全額払われました。−

子供として母親が大好きだったけど、その生き方は全く尊敬できるモノじゃなかった。諦めの早いぐずぐずした性格はそっくりになってしまったけど。

親に感謝できないんじゃ教祖の為にも働けないやな。
ひっかかった訳も、入信しなかった訳も、非常に納得できた。

親孝行な信者及び信者予備軍のみなさん、「父なる神」であっても霊界がどうであっても精神世界がどうであっても、教祖はみなさんの親じゃありませんよ。


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