++ Nostalgic Diary ++
Written by : Kaori.Narita

 

激しく生きた人。

はーい、今日はめっさダークブルーのまま、日記に入りまーす。
…はぁ、今日はいろいろありすぎて。
ブルーもムカムカもイライラもカリカリも、全部味わいました。

さて、これから先はハリポタ5巻のネタバレです。
感想ではありません。ネタバレだけです。
感想は、また後日、落ち着いてから書きます(たぶん)

知るのが嫌な人は、決して反転しないで下さい!!
核心突きます。ガシガシ突きます。
最大の部分です。むしろ、そこしか書きません。
泣きながら書きます。
OKな方のみ、ドラッグしてどうぞです。


…分かってたんです。
ずっと、ずっと前に知っていたこと。

去年の6月に、とある掲示板で、その事実を知りました。
店頭で原書も立ち読みし、決定的な一文を見つけました。
何度も何度も、その場面だけを一文一句残さず読みました。

他の文字より太くて、全てアルファベットの大文字で書かれているハリーのセリフ。

「SHE KILLED SIRIUS!」
「あいつがシリウスを殺した!」(日本語訳版)

信じたくなかった。
何かの嘘だと、何かの伏線だと思いたかった。
彼が死ぬなんて。
シリウスが……いなくなってしまうなんて。

彼が3巻で登場して、ハリーの名付け親と分かって、どれだけハリーが一緒に暮らせる日を待ち望んでいたことか。
汚名が晴れて、いつか…シリウスとハリーが一緒に暮らして、そんな二人の家をロンやハーマイオニー、ルーピンたちが訪れる日を、どんなに私が待ち焦がれていたことか。

けれどもう……それは叶わぬ夢となってしまいました。
ハリーを助けるために、シリウスは敵と戦って…そのまま―――。

友の仇を取るために、あのアズカバンを脱走したシリウス。
ハリー宛のメッセージカードへ、一生懸命に足型を押したシリウス。
新学期が始まる前、ハリーと別れるのが嫌で拗ねていたシリウス。
クリスマスを皆で過ごせると知って、嬉しそうに鼻歌まで歌って飾り付けをしていたシリウス。
ハリーが危険になったとき、自分が危険になることも厭わずに駆けつけたシリウス。
長い黒髪、ハンサムな顔立ち、頭が良くて悪戯好き、ちょっと子どもっぽいところの残った、ハリーの大事な大事なシリウス。
彼の全てが…永遠に失われてしまいました…。

気になっているのは…誰も彼の死体の確認をしていないってことだけれど。
でも、著者のローリング女史が、彼を死なせたときは、キッチンで苦しくなったということも書かれていたので…やっぱり覆らない事実なのでしょう。
(でも、苦しむくらいなら死なせないで下さいよ…)

ハリーを助けるために…命を落とした彼。
それは何とも彼らしい最期でした。
何よりも誰よりも大事なハリーを守るために。
けれど、それがどれだけハリーを苦しめてるか分かってるのかなぁ?
貴方は死んじゃいけなかった!!!!!!
ジェームズやリリーの分も、幸せにならなきゃいけなかった!!
そして何より、貴方の大事なハリーのために、生きなきゃいけなかったのに…。

…誰か、彼を返して下さい。
お願いだから……彼を返して…!!



2004年09月01日(水)