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曖昧な日々。
大槻
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2003年08月02日(土)
痛みばかりを、呼び起こしてしまった。

殴られることには慣れていた。
罵倒される事だって、大した事じゃない。

そう思っているなら何故、私は今泣きそうなんだろう。


虐待を受けていた人の、日記を読みました。
軽い虐待でした。
それは、私が父から受けた躾と、酷く似通ったものでした。

私は、虐待を受けたことなどありません。
父が私を叩いたのも殴ったのも罵倒したのも、全て躾か愛情だったのだと考えます。
頭に血が上っているとき以外は、優しくスキンシップを好む父ですし。
浮気は母も「貢がせるならどうぞ」と言っているくらい、有り得ないことで。お酒だって強くないので付き合いで飲む程度で。
4人兄弟、8人家族、父だけの収入で殆ど賄うのは大変だと思います。けれど私たち子供は、一度も飢えを味わったことなどありませんし、これといって自分を貧乏だと感じたこともありませんでした。
子供のことを考えているのは確かなんです。間違いなく。

けれど私は今泣きそうなんです。
手が震えて、冷や汗が流れます。
何故だろう。息苦しいのは。
何故だろう。また痛みを欲してる。

フラッシュバックを引き起こす恐れがある人は読まないように、とちゃんと注意書きはしてありました。
それでも読んだのは私です。まさか気分が悪くなるなんて思ってもみなかった。
今まで精神系のHPとか見ても、何とも思わないか「うわ、被害者ぶってんなぁ、馬鹿らしい」とか思う程度で、気分が悪くなったりすることは滅多になかったので。

わかっている。わかっている。
だからこの衝動をどうにか仕舞い込んで。
旅行に行く予定があるんだから、せめて夏が終わるまでは切る事のないように。

わかっている。
全部夏が悪いんだ。
誰かそうだと言って。

もう疲れた。