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2003年11月04日(火)- ユビキタス・クソクラエ - こんばんは。minetです。 ユビキタス社会って何だ? いわゆる「どこでもコンピュータ」「どこでもネットワーク」ということらしいが、 そんな社会はいらないだろう。 ノートパソコンやPDAが高性能化していくぶんにはかまわないと思う。 場所を取らないし、電力もあまり消費しないから、エコロジーだ。 ところで。この前見かけた新製品に、 「会社の昼休みにビデオを見たり」できると書いてあった。 …これ、本当に必要なのか? 多分そいつは昼休み中誰とも話さないんだろう。 ヒトが1時間のビデオで得られる情報量と、 友人との談食で得られる情報量。さあて、どっちが大きいだろう。 まあ、時と場合にもよるけど。 コンピュータ産業のヒトに対する考え方は、コンピュータに対するそれと同じだ。 ヒトOSに要らない機能を満載させて、OSが不安定になっている。 きっと、限りあるリソースをすべて自社産業で埋め尽くすべく、 「次に取れるのはどの時間か」をいつも考えているに違いない。 多分最もエコロジーから遠いところにある産業だ。 完全に情報化された「いつでも・なんでも」できる社会になって、 そのことはかまわないと言うか仕方ないというかだけど、 「できる」ことしか見えてこない。未だヒトのキャパシティについては一切言及されていない。 増えつづける情報の中で、自分の精神的キャパシティ(リソースとも言う)を確保できるよう、 我々の情報処理能力であるワーキングメモリをコントロールしていくことこそが、 これからのヒトOSに求められているはずなのに。 -
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