空爪日記

 

 

2004年01月12日(月)- 僕が歌えなかった理由(1) -

こんにちは。minetです。


最近日記の更新速度が異常ですが、
僕なりにこの胸に支えている様々なものを、何とか飲み下そうとしているのです。



で、今日は僕が自分の音楽に自信をもてなかった理由について、
書こうと思います。しばしお付合いください。




僕には、音楽で伝えたい「想い」が強烈に存在していて、
最初は、それを伝えることが僕の「音楽」だと思っていました。


で、その漠然とした「想い」を伝えるため、
僕は歌い、そしてパートリーダーとして練習をしていました。



僕は大学から合唱を始めましたが、
今まで僕は歌を通して感動した経験や、
心打たれてきた心を持っているから、

きっとそれを形にできるだろうと思って、

僕なりの方法を探しながら、
僕が考えた「音楽」への「道」を歩いていたんです。




ですが、それはみんなに価値の低いものとして、
扱われたように感じてしまったんですね。
はじめから上手くなんて行くはずないのにね。

きっと、コンプレックスの塊で生きていたから、
そんな風に思ったんでしょうね。


たとえば、
練習が終わった後、僕は先輩に、
ぼくが「よく歌えた」と思ったものを、
完全に否定されてしまったり。

僕が伝えたいことじゃなくて、
その「挙動」だけが一人歩きして伝わっていたり。

僕は、実際発声が大嫌いです。
それは、みんな言うことがバラバラで、
どれを信じていいかさっぱりわからなかったから。
そして自分自身、何が「いい声」なのかわからなかったから。

男声合唱のOB、混声合唱の先輩やOB、
ボイストレーナー、合唱講習会の講演者。

相当たくさんの人に出会ったけど、ことごとく言ってることが違うし。
そんなこんなで、本当にやりたくなかった。

まあ、どれも今思えば些細なことだったかもしれない。




で、パートに何かあるとリーダーは責められる。
むしろ、僕の場合自ら進んで背負ってしまうような所がありました。

それがどんなに些細なことでも、
そのたんびに僕は笑う。取り乱す。取り繕おうとする。

そして少しずつ傷つく。自信を失う。


ぼくは打たれ強いと言って貰っていましたが、
そんな強い男じゃないです。
自分の弱さを必死で隠そうとしていただけです。



自分の音楽性を疑い、能力のなさに挫折し、
その劣等感をひた隠すためにどんどん仕事を引き受ける。

引き受けすぎてぼろが出る。
ぼろを隠すためにまた仕事を引き受ける、、、の繰り返し。

3年の終わり頃には、実際疲れ果てていました。




僕がやりたかったことって何だったんだろう、
伝えたかったことは本当に伝わっただろうか。
もうそれもわかりませんでした。



続きはまた。


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