ニャンでも日記



裏表

2001年10月21日(日)

買物をして釣銭の中に製造年月日が昭和37年という古い10円銅貨があった。縁がギザギザになっている。所謂、ギザジュウーである。この貨幣をじっと見ていて
人の幸・不幸や運・不運がまさにこれだと思った。いやなことを逆に見つめればいいことになっている。表裏一体の真理だ。戦争に反対する人がいるかと思えば賛成している人、止むを得ないと思っている人がいる。殺人者がいれば、それを捕縛して罰する人もいる。すべて、世の中は正反対のものが平面にあって、片方を追い出そうとしている。融合性がないから、必ず、裏表に分かれる。表を正とすれば裏が邪になる。それが、少し離れた地域に行くと表が邪になって裏が正になっている。結局、辻褄が地域によって更に反対になっている。テロを冒すものが邪であってテロを無くすために武力でもって報復するのが正ならば、話が簡単なのだが、テロを冒すのが正という考えもある。地域・思想によって違うのだ。そうなると報復が邪となって結局、正邪は10円銅貨の表裏となんら変わりはない。最初に手の平の中で開いている銅貨の表面をどう、評価するかにかかっている。

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